アメリカ大統領選挙に感じること
大統領選挙は鼻差で拮抗しているのかと思いきや
11月9日 12:30時点で 両氏が首差になっています
F.M.アレクサンダーについて
F.M. アレクサンダー (Frederick Matthias Alexander, 1869-1955) はオーストラリアに生まれ、俳優としてキャリアをスタートをしました。しかししばらくすると声がかすれたり出なくなってしまい、医師のアドバイスや治療もうまくいかなかったために、彼は自ら原因を見つけようと決心しました。何日も三面鏡の前に立って、声を出す瞬間に自分が何をしているかの観察を始めたのです。そして 「声を出そう」と思った瞬間、首の後ろを縮めているのに気づきました。そのせいで重くのしかかった頭で声帯を圧迫し、声が出にくくなっていたのです。
アレクサンダーはこの気づきをもとに 「どのように自分の全体を使ったら、思い通りになるのだろう」を追求していき 「アレクサンダー・テクニーク」を確立しました。
やがて彼はイギリスに活躍の場を求め、俳優や知識人たちに教え始めると、医師たちも患者を彼の元に送り込むようになりました。1930年には教師養成のトレーニングを始め、いまでは世界中でこのテクニークが学ばれています。
アレクサンダー・テクニークとは
F.M. アレクサンダーは自分の体験から、頭は首が楽になっていて前と上へ行き、ふわっと脊椎のうえでバランスをとっていれば声がらくに出るのに気づきました。そして首の緊張がなければ、わたしたちに生れつきそなわっている能力を発揮できるのを発見したのです。
アレクサンダー・テクニークは、治療やセラピー、ボディーワークやカウンセリングのように外から働きかけません。また姿勢の補正やエクササイズのように運動のやり方を教えませんし、姿勢の取り方や動きのパターンを学ぶのでもありません。
ひとは何かをするとき、新しくしてみたり余計につけ足したりして 「がんばってやったら必ずできる」と、どこか頑なに信じています。でもそのほとんどは間違っています。
すべての動作や行動に共通している 「自分の使い方」の本当のところを知らないからです。
「自分の使い方」をどうやって変えていくかを身につける方法が 「アレクサンダー・テクニーク」です。レッスンを通して自分の思い込みや囚われに気づき、「こころ」や「たましい」や「からだ」と呼んでいるものの可能性を自ら育てていくのです。