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Learn The Alexander Technique in Kagoshima

鹿児島でアレクサンダー・テクニークを学ぶ

聴かせるのか 見せるのか…それとも魅せるのか

ブルッフ: スコットランド幻想曲

youtu.be


ハイフェッツの 艶やかで雄弁な音楽



じつはこの魅力ある音楽は ♭系の調性で
きらびやかさよりも
陰影の深さや甘さが際立つようになっている
 
そのために開放弦とのレゾナンスが少なく
奏者には より厳しいテクニックが求められながら
その苦労の割には 実入りはあまり多くない
ハイフェッツですら たまに音程が揺れている)
  
それでも
ハイフェッツヴィルトゥオーゾ然とした響きは
彼の上下に伸び 左右に広がった
ぶれない安定した確かな背中から 弾き出されている

(2017年1月31日 ハイフェッツの動画が削除されたので音源のみアップ)
 

youtu.be


聴き比べればわかるが
(音楽性よりも 全体の印象の違いとして)
一昔前の 技術が劣る録音のほうが
豊かで魅力ある音楽に聴こえはしないだろうか?

近年 音楽界もヴィジュアルが重視されているためか
楽曲のエモーショナルな側面を
カラダの動きに焦点をあて 表そうとする傾向が
ヴァイオリンに限らず よく見られる
 
たしかに そのほうが より聴衆に受け取られやすく
また奏者にも パフォーマンスに達成感が生じる

だがそれは 視覚を通しての情報を
音楽に うつしこんでいるにすぎない
 
聴かせるのか 見せるのか…
残念ながら その両方を備えた
「魅せる音楽」に 出会いにくいのが
情報が豊かになったためなのだとしたら
なんとも皮肉な話しである